死後事務委任契約

現在この日本において、一人の日本人が亡くなった際に、どうしても行われなくてはならない事務的事項がいくつかあります。また、必ず行わなくて良いものの、行われないと相続人や行政、大家さん、近所の方などに迷惑をかけてしまう事項も存在します。『立つ鳥跡を濁さず』 人生において重大にして最後の旅立ちは奇麗に済ませたいものです。

死後事務委任契約にて契約される項目の内、最も重要なのが葬儀契約です。特に、血縁の方がいらっしゃらない方や、親戚があっても関係が疎遠である方にとっては、必ずご自身が事前に考えておかなくてはならない事項です。喪主を誰に依頼するのか? 宗教者を葬儀に呼ぶのか? 収骨は行うのか? 納骨はどこに行うのか? 誰にその納骨を依頼するのか?…決定事項は多く、必要な資金も引当ておく必要があります。

各種ライフラインや携帯電話などの解約手続き、定期契約(サブスク)の解約についても考える必要があります。また、借家であった場合には家財処分や家賃清算なども自分ではない誰かに依頼しておく必要があるでしょう。

シンプルな事務的事項の対応に最適

死後事務委任契約は、シンプルで事務的な事項の対応に最適のツールです。多額の費用が必要な事項や家族信託(民事信託)で設計されるような複雑な事項の執行には向きません。また、死後事務委任契約を公正証書化することもありますが、簡易に事務費用をかけることなく自らの死後の事務を託せるというメリットを削ぎかねないため、公正証書化を行わず契約が交わされることは少なくありません。

死後事務委任契約で想定される一般的な事務項目のうち、葬儀や収骨・納骨以外の項目については、生前故人が普通に行っていたような事項がほとんどとなります。確かに、簡単な手続きが多いのですが、それらを確実に履行してくれる者を指定しておくことはとても重要なことです。簡単だから友達がやってくれるだろう…、簡単だから大家さんに甘えても…、ということにならないよう、自身に関する事項であるということを強く認識し準備をすることが肝要です。 

ライフラインや電話等の通信契約、新聞購読などのサブスク契約は、きちんと解約手続をとらないと料金請求がされ続けることとなります。自らが遺された遺産が不要な費用によって毀損しないように対策を講じておく意味においても、死後事務委任契約は意義あるツールとなっています。

テトラにご相談いただければ…すべて安心

テトラと提携先のココ・ガーディでは、最もシンプルな死後事務委任契約のプランを廉価にて提供いたしております。安心の、葬儀(直葬)費用を含めた総額でのご提案です。預託金については、未払い携帯料金や未払い電気料金などを支払うためにお預かりするもので、残余金が発生した場合は遺産(代表相続人もしくは遺言執行者)へ返還致します。

テトラの無料相談は出張対応も可能です。広島市全域・廿日市市・東広島市・府中町・海田町・坂町・熊野町・呉市(島嶼部要相談)等々、広島市近郊であればこちらからお伺いすることができます。

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